第16回A. リード音の輪コンサート
第3回練習風景 2004年2月29日 川崎市宮前市民館大ホール
(写真の無断転用、悪用、お断りします。)

フルートパートは全員出席でプログラム用の写真を撮りました。

撮影後記:青山団長

今回は皆さん共通して譜読みに真剣さが見られるようです。慣れ親しんだ名曲をもう一度見直すことができる余裕?、それは落ち着いた音楽体験がもたらす成長(熟慮)ではないかと思います。同じ音楽を何回かトライする、その経験がとても大事ではないかということです。とかくアマチュアは目新しい曲を選んでどんどん消化することに終始し、練習時間も十分でないばかりか、一度採り上げたらよほどのことが無いかぎり10年は再演されません。プロはエチュード何度も何度も練習し、本番の曲も暗譜するほど研究します。それをしたいが仕事があるのでアマチュアにはとても難しい。繰り返すことによる発見、習熟、成長、のプロセスをかなりのスローペースで続けるしかない現実です。何が効果的な方法かというとやはり名曲という作品をとことん聴き、色々と聴き、自分にとって一番良い方法を探りだす研究をする以外には無いように思われます。名曲には学ばなければならないものがぎっしり詰まっています。そして何より名曲たるゆえんは「楽しさ」。だから追及心が途切れない。他の人の手口がよく見てくる。自分の個性を発揮しやすい。名曲はいろいろな挑戦を受けて立ち、その挑戦を全て受け入れて尚続く挑戦に優しく向き合いほほ笑みを返す。その気高さ、威厳!!こうして名曲は永遠の生命を持つのでしょう。
今年の音の輪コンサートはこれまで以上の何かを期待させられる。